秋のG�蟻莪戝謄好廛螢鵐拭璽今咾�開催される。
この場には残念ながらジェットボーイは出走しておらず……いや、除外されたという方が正しい。
前走のセントウルSで賞金加算が出来ていれば、出走確率が跳ね上がっていただけに勿体無いとも言える。
だが、重賞でそこそこの走りが出来るようになったので、来年も現役続行は決定した。
まだ、馬体も若くレース数もそれほど使っていない事が幸いしているので、来年も楽しみがある。
問題点と言えば、未だにOP戦を勝利しておらず1600万下の勝利が最高だと言える点。
なので、OP戦を一度使ってみる事でどれくらい走れるかチェックする必要があった。
気性が悪いわけではないが、ムラッ気があるので走りが安定していない事が一番の問題。
「もうちょっと安定すると良いんですが……」
「セン馬にするほど、気性が悪いわけでも無いしな」
セン馬とは牡馬しかなれず、良い意味では気性が良くなる効果があり、悪い意味では子孫を遺せなくなる事。
そう――睾丸を取ってしまう最後の手段だが、ジェットボーイはする必要が無い。
ただ、セン馬にしたとしても今からだとレース制限は殆ど無く、短距離レースでは全部出られるといっても差し支えない。
勿論、秋子としては種牡馬入りさせたい気持ちもあるのでセン馬にする事は無いだろう。
現在ではセン馬の活躍は非常に少ないのだが、7歳を越えても走り続けるタフな印象を残しているが、G�気任詫冖気掘�
「むしろ、クイーンキラが牡馬だったらな……」
迷い無くセン馬にするだろうな、と秋名は呟いたが、秋子もその事を同意しているのか多く語らない。
前走のレースでまたまた、大惨敗をしてしまったクイーンキラの道は最早、閉ざされようとしている。
10月29日の福島未勝利戦が最終レースとなってしまうからだ。
3歳馬はここで未勝利戦を勝たないと道は閉ざされて、二度と日が当たらなくなってしまう。
地方競馬に行く馬もいれば、家畜商――肉にされてしまう馬も数多くいる。
むしろ、肉にされてしまう馬の方が圧倒的に多く、新天地の地方競馬に行ける馬はほんの一握り。
この様に循環が続くのは厩舎の回転率を良くするためと、馬主が賞金の低い地方に連れて行くのを嫌がるからである。
500万下に格上挑戦させる手段もあるのだが、リスクが高いので引退を選ぶ方が多い。
閑話休題。
つまり、次のレースで負けたらクイーンキラは引退と言う事になる。
瀬戸際とも言えるのだが、牝馬なので牧場に戻ってくる事が可能。
「クイーンキラは戻ってくるんだよね?」
「ええ、そうよ」
いつの間に名雪が秋子の横に座り、クイーンキラの今後について聞いてくる。
名雪が名付け親なので、名付けた馬の行方、成績は気になるのは確かだろう。
「絶対に家畜商には連れて行かないよねっ?」
切実そうに訴える表情で名雪はジッと秋子の顔を上目遣いで見上げており、大丈夫よと秋子は言葉にせずに頭を撫でる。
むしろ、血統はそれなり良いと秋子は思っているし、何よりも購入費――600万以上稼いでいないから繁殖に期待。
「代わりにエターナルを売却ですかね?」
エターナル――父タケシバオー母父シンザンの繁殖牝馬であり、かなりの高齢になっているので入れ替えの対象。
フラワーロック、クイーンキラ、ファントム――父ノーザンテースト母父アローエクスプレスの牝馬で3頭になる。
牝馬を4頭繁殖していると人手がより厳しくなるし、更に経費が増える事になるので、そう言う理由でも減らす。
「売れるとしても……200万くらいだろ」
「……安いな」
祐一がポツリと思った事を口に出してしまい、恥ずかしそうに右手の人差し指で頬を掻いている。
高齢――17歳の繁殖牝馬で仔の成績は3勝が最高――地方馬でこれと言った繁殖成績は散々。
それに現在ではスタミナタイプの血統より、スピードタイプがドンドンと頭角を現してきている。
なので、このエターナルも売れなければ家畜商に連れて行かれる存在とも言えた。
「まぁ、売れる事に期待しましょう」
その言葉は自分を励ます様な言い方であり、秋子もあまり売れる確率が高いと思っていないようだ。
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この話で出た簡潔競馬用語
特に無し。