春のG�気亘槎診呂陵ゾ,�多く、2着は人気薄が突っ込んでくる事が多かった。
天皇賞・春は人気馬のクシロキングが優勝したが、タイムは15年前のレースに次いで遅いタイム。
15年前は不良馬場で今よりレベルが低い事もあるが、今回は重馬場での結果だが、レベルに疑問を問いかけてしまう。
宝塚記念ではクシロキングは7着に敗れており、代わりに優勝をさらったのが前走で1600万下を卒業した馬が優勝。
その馬の名はパーシャンボーイと言い、宝塚記念後に屈腱炎を発症して上がり馬はそのまま引退してしまった。
フェブラリーSは地方の名馬――カウンテスアップが交流G�祇邵蟲�念に次いで勝利。
前年の最優秀ダート馬の力を様々と見せ付けられ、中央馬が不甲斐無いのでは無く地方馬が強いだけである。
短距離路線は前年の覇者――二ホンピロウイナーが引退した事で戦国時代に突入したと言える。
高松宮記念は善戦マンのタカラスチールが優勝したが、安田記念はギャロップダイナが1番人気に応えて優勝。
天皇賞・秋でシンボリルドルフを破った時みたいな、驚愕さはなかったと言えるが。
さて、牡馬牝馬クラシック2冠はメジロラモーヌが桜花賞、オークスと2冠を勝利して後は史上初牝馬3冠馬の達成だけ。
牡馬の方は大手牧場がそれぞれ、皐月賞がダイナコスモス、日本ダービーがダイナガリバーが勝利を果たした。
3歳馬にとって唯一のマイルG�機宗州裡硲縫泪ぅ襯�ップはフレッシュボイスがマル外を押さえて勝利。
古馬戦線はダート戦を除いて中長距離、短距離とも王者が降臨しておらず、暫定的には前年2冠馬ミホシンザンと言われている。
この戦国時代の覇者になるのはどの馬になるかが、秋の見所である。
そして、3歳馬は菊花賞の距離――3000mに立ち向かえる馬は夏の上がり馬にも期待。
上半期のG�気侶覯未伴命燭鮑椶擦浸┿錣砲肋綉�のコメントが書かれていた。
ここはある意味、修羅場になっていた。
祐一と名雪は今日世話する1歳馬の決めあいで、ジャンケンでどちらかが負ければ負けた方がもう一回と言って進まず。
そして、秋子は電話の相手と話し合いを繰り返していた。
その内容はジェットボーイの騎手に関する事であった。
ここ2戦は6着、3着と勝てる筈なのだが、成績がいま一つなので、久瀬調教師は乗り代わりを考えていた。
秋子も乗り気はしないが同じ事を考えていたらしく、同意はしたが乗り代わる騎手を誰にするか揉めている。
リーティングジョッキーなんかは乗ってもらえないのは分かっているので、中位ほどからの人物が難航。
因みに、今までジェットボーイの主戦を勤めていた音薙騎手は年間5勝ほどしかしていない下位クラスである。
「では、佐山騎手しかスケジュールが空いていないんですね?」
久瀬調教師はまだ、新人に近く関西騎手のツテは無いとも言えるので、関東地区の騎手の方が顔見知りは多い。
電話越しなので久瀬調教師は何を言っているかは聞こえないが、秋子の発言に頷いているのだろう。
「……はい、それでお願いします」
秋子は電話を受話器に置いてから、納得していないのか小さく溜息を吐いた。
乗り代わりの事はどこの厩舎でも日常茶飯事に行われているが、秋子としてはあまりしたくない事であった。
特に同じ女性として、男社会で頑張っている音薙騎手は乗り代わりをさせたくなかったのが本音。
「勝負事なんだから、下ろされる方が悪い」
秋名は煙草の紫煙を吐き出しながら、当たり前の事だろうと言いたげな表情で秋子を見る。
でも、と何かを言いたげに秋子は口を開くが、秋名の視線に耐えられなくなって口を閉ざす。
「友情ごっこするんだったら、牧場閉鎖したほうが良いぞ」
秋名はそれだけを言うと、テーブルに置かれていたコーヒーカップを手にとって中身を飲みほす。
そして、煙草をギュギュッと灰皿に押し付けてからリビングから去っていく。
子供2人は相変わらず、ジャンケンで馬の決めあいが決まっておらず同じ事を繰り返していた。
暫く、秋子は考えていたが秋名の言う事が正しいとは実感している。
秋子だって成績を上げて、最終的にはダービーを目標にしているのだからこんな所で止まる気は無かった。
「……姉さんの言うとおりですね」
秋子はジャンケンをしている名雪と祐一に向かって、微笑みながらもう一度受話器を取る。
電話を掛ける先はアドレスブックを取り出してから、1つ1つ番号を入れていく。
秋子が電話をする先は音薙騎手の元であった。
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この話で出た簡潔競馬用語
注1:クシロキング……この年の天皇賞・春の勝ち馬で、金杯、中山記念の勝ちもあり。
注2:パーシャンボーイ……イギリス生産の持ち込み馬だが、G�気錬韻弔里澆能�わった。
注3:タカラスチール……スティールハート産駒らしく、マイルまでの距離が強かった。
注4:フレッシュボイス……この年のシンザン記念、毎日杯の勝ち馬。