上半期のG�気�終了した事で、阪神競馬場を除いた場所は既にローカル競馬が開催されている。
阪神、福島と函館では来年度のクラシック路線で主役を務める為に、各馬が早々と名刺を観客に渡している状況。
今の所はクラシック候補となり得る逸材は見つかっていないが、まだまだ新馬戦が開催されたばかりで簡単に見付かる訳では無い。
最近の競馬では各厩舎に居る期待馬のデビュー戦は秋から始動する事が多く、暑い時期にデビューさせるよりも涼しくなってから出走させる風潮が。
その理由は暑い時期を避けるだけは無くクラシックを意識したローテーションが組み易くなる事実も。
実力が抜けた馬を秋にデビューさせれば、最終的な目標はクラシックに繋がり易いラジオNIKKIE杯2歳Sを目指す事になるのだから。
そのローテーションならトライアルレースの弥生賞から皐月賞を目指せると言う理想的なもの。
実際はそこまで簡単に組めるものではなく、途中で故障する事や惨敗する可能性も秘めているので、あくまでも理想で現実には不可能に近い。
そんな訳で、各厩舎の有力馬デビューは秋まで切り札として出走しないだろう。
Kanonファームの生産馬で早い時期にデビューしそうな馬はピクシーダンスとジュエルバレーの2頭。
ピクシーダンスはマイルから中距離で活躍したサッカーボーイを父に持つので、早い時期から仕上がり易いだと思われている。
母のエレメントアローの影響も受け継いでいるらしく、産駒は晩成寄りの成長力を持つサッカーボーイの産駒とは似ても似つかない。
デビュー戦の時期は7月23日の新潟芝1600mからを予定して、現在はしっかりと調整中。
ジュエルバレーは父がKanonファームに初のG�犠,舛鬚發燭蕕靴震焦呂如■穏个裡祁遒�ら走った影響が出ている。
目標は父と同じくダート路線を進む予定で、7月16日の新潟ダート1200mから始動。
「んー、ようやくウインドバレーの産駒が今年デビューか」
競走馬登録された産駒数は45頭と種付けされた数――55頭と比較して十分な頭数。
近代競馬ではダート種牡馬の需要が少しずつ増加しているので、初年度産駒がそこそこの結果を出せば、来年度は種付け数の増加が見込める。
「最近はダート路線の需要が良くなっているから、ジュエルバレーも含めてウインドバレー産駒には頑張って欲しいわね」
ウインドバレーの産駒は中央と地方が半分ずつ入厩している状況で、地方では産駒の評価が良いので、後は如何に走る産駒を出すかだろう。
「ウインドバレーの父はミスタープロスペクターだし、走らないとは思えないがな」
秋名はそんな無責任な事をのたまうが、実際に産駒が走るかはこれから次第。
そんな訳で、後は産駒を活躍する事を見守るしかない。
そして、本日の2歳新馬戦にジュエルバレーが出走する。
直前の最終追い切りは美浦のウッドチップでラスト1ハロンが12.9秒を出して軽めに仕上がった。
調教は伸び伸びと走るタイプなのか、動きは良質と言う言葉が調教師から聞かされている。
新馬戦から100%の出来で出走する必要は無く、まずはレース振りを見る事が大事。
「うーん、5番人気か」
「それなりの人気だけど、走るかは分からないわね」
「まぁ、まずは勝ち負けは置いておいて、どれだけ走るかのチェックをしておかないとな」
3人はあまり初戦の結果を望む様子が無く、走り方次第では芝路線の参戦も計画する必要があるのだから。
勝ち上がってくれれば上々だが、まずは掲示板を目標に。
ジュエルバレーは3枠3番からのスタートとなるのだが、全頭が初レースとなるので順調にゲート入りする訳ではない。
1頭がゲート入りを嫌がって尻っぱねをしてしまい、レース開始時間が遅滞してしまう。
何とかゲートに入ってスタートが切られるが、バラバラな形で各馬が出てしまうが、ジュエルバレーは上手い具合にスタート。
ジュエルバレーは中団付近からレースを進めているが、騎手が手綱を引っ張って喧嘩をしてしまっている。
「掛かっているね」
「スタートの遅滞があったし、道中はスローペースで進んでいるから行きたがるのは無理も無いわ」
「でも他の馬もジュエルバレーと同じように掛かっているのが多いな……これだと試走として評価しにくいな」
デビュー戦なので殆どの馬がバラバラな走りをしている状況であり、そんな中で結果を望むのは難しい。
ジュエルバレーは掛かっていた割には直線で伸びたのだが、ギリギリ掲示板に載るのが精一杯だった。
戻る ← →
この話で出た簡潔競馬用語
特になし。