春のG�偽チ菫鞍召北椶鮓�けてみよう。
2月最終週に行われたフェブラリーSでは、アンドレアモンが中央ダート最強馬の名を他馬に譲らず圧勝。
2着馬に突き放した着差は5馬身と良馬場に関わらず、この着差はダートレースでは珍しい。
前年はロバリアアモンが不良馬場で1:40.1のタイムで勝利しているが、今年の方がタイムは0:03.2秒早い。
芝のレースと違い、馬場が悪くなるほど脚抜きが良くなるのでタイムは早くなるが、去年よりタイムが早いのは事実。
因みにアンドレアモンはフェブラリーSの後に、ダイオライト記念に出走してロッキータイガーの2着に敗れている。
3着には秋子の所有馬が入着しているので、ダートレースは戦国時代に突入したとも言える。
それくらい、混戦模様なので優勝馬は毎回変わる事が多い。
スプリント、マイルを含めた短距離では絶対王者の二ホンピロウイナーが前年から1200mになった高松宮記念を出走せず。
代わりに優勝をしたハッピープログレスはウイナーが居なかったらと言われているので、安田記念に全てをぶつけるだろう。
そして、去年の3冠馬と一昨年の3冠馬の戦いは終焉したと言われる事が多い。
天皇賞・春のトライアルレースと謳われている産経大阪杯ではミスターシービーが負けたのだ。
それもシンボリルドルフではなく、地方からの移籍馬ステートジャガーに。
とは言え、ステートジャガーも弱い訳ではなく、大井在籍中は13戦8勝と好成績である。
中央に転厩した1戦目は中山記念でトウショウペガサスの2着に食い込んでいる。
つまり、実力は十分ある馬に破れたのだが、ミスターシービーの評価は落ち込んできている。
逆にシンボリルドルフの評価は揺ぎ無く頑なものとなったが、ファンの人気面ではミスターシービーには敵わない。
そして、クラシック第一冠目、桜花賞はエルプスが圧倒なスピードで逃げ切り勝ちを収めた。
皐月賞はシンザンの仔――ミホシンザンが優勝したが、レース後の骨折でダービーは絶望になってしまった。
秋子は以前に教えてもらった事を覚えており、珍しく馬券で勝負したが見事に的中をさせて秋名に睨まれてしまった。
「3年連続、3冠馬が出ると思っていたんですが……」
それはさすがに厳しいだろうと、秋名は言い切ってしまう。
それくらい3冠馬の称号を得るのは厳しい物なのだから。
そういえば、と思い出したように秋名は秋子に訊ねる。
「勝負服のデザインはどんなのにしたんだ?」
こういうのですよ、と秋子はその辺に散らばっている広告の裏地にさらさら、と勝負服を書く。
縦縞に腕輪1つの勝負服であり、腕輪は青、縦縞は白と紫になっており一見で分かりやすい。
秋名はデザインをほう、と言いながら見ており、秋子のセンスは悪くは無いようだ。
「良いじゃないか」
「ありがとうございます」
これで中央馬主としてのデビューとジェットボーイの新馬戦が楽しみとなったが、出走はまだまだ先の事。
育成牧場に預けているが、まだ早いタイムは出した事が無いと連絡を受けている。
室内坂路800m一杯で、59秒辺りとまだまだ調教に慣れた辺りなので仕方が無い問題だが。
調教している人物によると、背中の乗り味は悪くは無いらしいが、良くも無いという事なので普通らしい。
良くも悪くも普通なので、OPクラスかも、と言われたが秋子は気落ちしていない。
まだ、自分の相馬眼が磨き足りないのが分かっているので、一回目で大物を当てられると思っていない。
逆に秋名は一発で当てろ、とか無茶な請求をしてくるが秋子はその事は聞き流している。
一夜で取得可能な訳ではないし、父も一夜で覚えた技術では無い。
なので、秋子も頑張って父を越えようとしているが、見方は基礎的な事しか教わっていないので自分で磨くしかない。
「まっ、頑張ってくれ」
ポン、と秋子の肩を叩きながら秋名は無責任な事を行って部屋から出て行く。
ふぅ、と今日の主な仕事が終わったので背伸びをしつつ、時計を見上げる秋子。
後は夜回りさえすれば完了なので、懐中電灯を持って外に向かう。
外は多数の星が瞬いており、懐中電灯はいらなかったですねとぼやく。
とは言え、暗い足元を照らすには丁度良かったのだが。
ガサガサ、と風が木々を揺らしており、秋子はビクッと驚いて木々の方を見上げてしまった。
戻る ← →
この話で出た簡潔競馬用語
注1:ハッピープログレス……二ホンピロウイナーが休養時に安田記念を勝っている馬だが、本編では高松宮記念勝ち馬。
注2:ステートジャガー……地方から転厩してきた馬でミスターシービーに勝った事があるが、薬物の馬でも知られている。
注3:エルプス……この年の3歳マイルでは強豪だった牝馬で、後にテイエムオーシャンの祖母となる。
注4:トウショウペガサス……G�犠,舛鰐気い海宗⊆鏖看脇�りしてG�鞠呂鮟个靴討い襦�