――93年度の年度代表馬選定が終わり、選考された馬は揉めるに揉めて決定し、その馬はヤマニンゼファーがビワハヤヒデを僅か抑えて年度代表馬に。
G�毅仮,亮太咾錬坑廓�度のG�鞠呂涼罎任蓮⊇佞離�ラシック2冠のベガと短距離G�祇�圧のサクラバクシンオーがいる。
天皇賞・秋を掌理している事を鑑みると、一番評価が高くなるのはヤマニンゼファーだが、マイラーが受章した事には相当の賛否があるのは当然。
過去の受賞馬は中距離から長距離で活躍した馬が順当に選ばれていたのだが、今年の結果は歴史を覆す結果となったのだから。
これからの競馬は長距離馬が淘汰されていくのが時代の流れなので、この傾向は新たな風が吹く1つの要因となる可能性が高い。
ビワハヤヒデは菊花賞のみが本年度のG�祇�績で、皐月賞とダービーのどちらかを制していればまた違ったものになっていただろう。
因みに筆者はG�犠〕�数+実績でヤマニンゼファーに投票しており、同じ様な考えが他の投票者にも広まっているのが実感出来る。
最後に各受賞馬の一覧をピックアップ。
年度代表馬:ヤマニンゼファー。
最優秀賞4歳以上牡馬:ヤマニンゼファー。
最優秀賞4歳以上牝馬:ミストケープ。
最優秀賞3歳牡馬:ビワハヤヒデ。
最優秀賞3歳牝馬:ベガ。
最優秀賞2歳牡馬:ナリタブライアン。
最優秀賞2歳牝馬:ヒシアマゾン。
最優秀賞ダート馬:ウインドバレー。
最優秀賞短距離馬:サクラバクシンオー。
特別賞:トウカイテイオー。
サクラバクシンオーについては最優秀賞“マイラー”だったら逆に表彰されていない可能性が非常に高いので早急マイル部門の創立が必要だろう。
特別賞のトウカイテイオーは有馬記念で奇跡の復活を演出していなければ、受賞出来なかったと言わざるを得ない。
だが、特別賞を受賞していなかったら逆に反発が多買ったと予想出来るので、この結果には納得出来る。
来年以降はいつか短距離馬による年度代表馬選定が起こりえるかもしれない、と思えたのが今年の年度代表馬投票だった。
と、競馬雑誌に詳細が書かれており、Kanonファームの生産馬が2頭表彰された事で、秋子はグッと小さくて力が篭ったガッツポーズを披露していた。
さて、Kanonファームの生産馬は既にレースに出走した馬とまだ馬体を養っている馬が半々の状態になっている。
特に12月に未出走だった馬は頗る体調が良く、近いうちに出走可能な状態の馬が多い。
だが、ホワイトウインドだけは白毛だからこそなのか虚弱体質の馬体なので、復帰が春頃まで不可能に近い状況だった。
気温が暖かくなる頃でないと良くならない馬は多数居るので虚弱体質とは言えないが、秋子からしたら休養期間が長い馬ほど虚弱体質だと言いたくなる。
「故障したわけでもないのに参りましたね」
「馬体重も410kg台だし、小さすぎるからな……疲れやすいのも当然かもしれないな」
やれやれ、と秋子は肩を竦めつつ真剣な眼差しで、放牧地でのんびりと牧草を食むホワイトウインドに視線を向けていた。
この放牧地には他の馬がおらず、がらんとしているので広い放牧地をたった1頭で独占している状況。
「1頭で使っちゃうのは勿体無い気がするけど、他の馬がいないからしょうがないね」
名雪は小さく眉を顰めて、牧草を食んでいるホワイトウインドを眺めているがホワイトウインドは視線に気付いていないのか黙々と同じ事を繰り返している。
名雪の本音はもうちょっと放牧地を駆けて貰いたい様だが、雪の上に寝転がったりをして今のところ、走る様子は見受けられない。
全力で走れとは言わないが、せめてキャンターぐらいの駆け足で放牧地を走れば足元に負担が少ない状態で十分な運動になるのだから。
「もしかすると闘争本能があまり無いのかも知れないな」
前走の未勝利戦ではギリギリ凌いで勝利したが、競り合ったと言うよりも早めに抜け出して相手が届かなかったとも取れる。
祐一が指摘すると3人は、なるほどと頷いて納得した様子を見せているが、どっさりとテーブルに詰まれた参考書を解いてる祐一の台詞では説得力が無い。
「せめて、説得力がある状況になってから口を開いたほうが良いぞ」
「……ちくしょう」
ニヤニヤと、口端を吊り上げて笑うのを堪えている秋名を見て、祐一は悔しそうな表情になるが直ぐに参考書に手を伸ばす。
「祐一君、頑張ってくださいね」
「ふぁいとだよ、祐一」
水瀬親子はお互いタイミング良く、祐一に鼓舞するために笑みを浮かべつつ
自身の胸の前で小さくガッツポーズを作る。
そのポーズを見た祐一は純情そうに頬を赤らめつつ、ぼんやりとした表情になってしまったが、一瞬で気合を戻してシャープペンを握り直した。
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この話で出た簡潔競馬用語
特になし。