サンユベールがエリザベス女王杯を制し、今年の最優秀3歳牝馬が確実となった。
残りのG�擬‖茲世�、古馬混合戦は4つ――マイルチャンピオンシップ、ジャパンカップ、ジャパンカップダート、有馬記念。
3歳牝馬が勝算ありそうな所だが、現状では上記4レースの中に出走予定の3歳牝馬は居ないのだから。
多くの3歳牝馬は既に来春に備えて放牧か、G�兇�G�靴暴仭�し賞金を稼いで、来春のG�気暴仭�し易くする為に上乗せを企む位。
サンユベールの来春目標はヴィクトリアマイル1本の予定で、既に秋3戦目なので、有馬記念はパスして放牧となっている。
「1月か2月頃に帰厩を予定として、4月の阪神牝馬ステークスがステップで宜しいでしょうか?」
「1番ステップ向きなのが阪神牝馬ステークスだから、そこを来春の初動としておこう……昔の様に1600mの方が良いんだが」
阪神牝馬ステークスは2006年から12月開催だったのを4月に移動し、距離も1600mから1400mに短縮されている。
なので、1600m時に比べると今ひとつ有力処が出走してこないという所も問題であった。
少なくとも今年のヴィクトリアマイルを制したエイジアンウインズは阪神牝馬ステークスを制しての出走だったので、参考にし易いというのもある。
サンユベールが阪神牝馬ステークスとヴィクトリアマイルを制すれば、今後のスタンダートになる可能性も。
「まぁ、1400mでの成績は新馬戦を使ったのみですから、水瀬社長がそうおっしゃるのも仕方ないですね」
「中山牝馬ステークスもあるが、あっちはハンデ戦だから斤量が他馬より重くなるのは確実だから、中山牝馬ステークスは無いな」
「中山記念も一考出来そうですが、厩舎に戻す時期が早くなりますし、ヴィクトリアマイルまでの間隔が開きますからね」
「混合戦だと大阪杯が候補になるか……それも一応候補として残しておいてくれ」
大阪杯と阪神牝馬ステークスは距離こそ600mの差があるが、両方とも阪神で開催され、開催日は1週間しか違いがない。
なので、大きなデメリットは特に無く、ヴィクトリアマイルに出走するにあたって共に一長一短がある。
大阪杯……牡馬混合、ヴィクトリアマイルでは400mの距離短縮。
阪神牝馬ステークス……ヴィクトリアマイルでは200mの距離延長、新馬戦以来の1400m戦。
大阪杯の方がデメリットは多く感じるかも知れないが、距離延長よりも距離短縮の方が結果を出しやすい場合も多い。
なので、見方次第では阪神牝馬ステークスの方がデメリットは多いと言わざるを得ない。
ステップの結果が悪くても目標であるヴィクトリアマイルを制する事が出来れば良いので、ステップはあくまでも叩き台。
「まぁ、どちらかをステップにしてヴィクトリアマイルを目指すのは良いとして、これでサンユベールがうちの生産馬で引退馬を含めた中でG�犠〕�数がトップか」
「今まではG�毅仮’呂�最高記録でしたっけ? 今年は最多重賞勝利に最多G�犠〕�も自牧場内で更新出来たのは水瀬社長の努力が実ったのではないでしょうか」
「ありがたい事に、わたしだけではここまで来るのは不可能だろうし関係者の力添えが無いとこんな実績は残せないがな」
珍しく感謝の言葉を口にする名雪。
既に秋子が残した記録も更新継続中であり、現状の名雪に対する世間の評価は秋子を超えたと見なしている者が多い。
とはいえ、名雪と秋子の生産馬が直接レースで争った事はまだ1度もないので、1度の結果で評価が変わる事もあり得る。
たった1度の対決になるかもしれないが、それを見たい競馬関係者は多く居るのも事実。
「わたしとしては、まだ追走すら出来ずに母の元に辿り着いていないからな。まず追走するにはダービーを制しないと意味が無い」
秋子はダービーを制した生産馬は所持しておらず、秋子が手にしていないダービー馬オーナーの名を名雪が先に得れば、秋子の実績を越えたと思うが、名雪にとっては追走する為の物でしかないようだ。
「ダービーは誰もが憧れるタイトルですからね。私もダービー馬の調教師になってみたい所ですよ」
今の所、この調教師の元には現2歳馬のKanonファーム生産馬は預けておらず、引退済みのフォックステイルとサンユベールの2頭が預けた馬。
最後に来年の2歳馬をそれなりに預けるなどの話をして、時間が経ったので、お互いに話を終わらせて、それぞれの仕事に向かう。
名雪は次の調教師の元に、調教師は他馬主にローテーションとかの話し合いがまだ続くのだから。
さて、今週の競馬はマイルチャンピオンシップが開催される。
出走馬は天皇賞・秋で4着に入ったラストフローズンがG�毅馨〔椶鯡椹悗后�
皐月賞以降の勝ち鞍は無いが、マイルの方が適正距離の節があるので、ここは勝利したい所。
天皇賞・秋で見せた叩き合いの強さを発揮出来れば、結果は付いてくるだろう。
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この話で出た簡潔競馬用語
特に無し。