オルタナティブ……ポートアイランドステークスで得意の1600m戦ながら、直線で伸びずに10着と惨敗。
ソニックブーム……甲斐路ステークスで逃げるも直線に入った所で捕まり、9着とやや踏ん張ったが、掲示板外の結果。
フユノハナビ……摩周湖特別にて、惨敗続きだった春2戦と比べるとやや持ち直したのか12番人気ながら6着と復調気味。
現3歳馬の中でこの3頭はサンユベールとラストフローズンに比べると、燻っている所があるが、まだ見限れない所があるだろう。
オルタナティブとソニックブームは約4ヶ月振りの出走で、馬体重が大幅に増加しており、仕上がりきった状態ではなかった。
逆にフユノハナビは馬名通り、冬馬――寒い時期になると成績が良くなるタイプだったのか、不甲斐なかった春の分は取り返そうな様子。
「やはり、フユノハナビは寒い時期の方が走りますね。2月辺りまでに重賞制覇を目指せば良いと思います」
摩周湖特別でフユノハナビに騎乗した祐一のコメントとしては、早め早めに使ってOPクラスまで昇格させる必要があるのがデメリット。
現在は500万下クラスなので、格上挑戦をしない限りOP戦も含めると、3戦は必要と見積もれる。
基本的にここの厩舎は間隔を詰めないタイプなので、負け無しでOPクラスに昇格しないと厳しい条件だろう。
「早めに重賞は取らせたいのは確かだが、適正距離のレースがあるかどうかが問題だな」
フユノハナビが勝利しているレースは2000mが2勝で、暖かい時期とはいえ、1800mは3連敗している。
現状では距離適正がハッキリとしていないので、中距離前後を主に登録しており、適鞍があれば長距離の登録もありえるだろう。
ただ、母父のフォーティーナイナーが入っているので中距離向きという判断も。
「まぁ……重賞はともかく、次の1勝が先だから次も頼むぞ」
「ありがとうございます。乗せて貰えるなら、春よりは結果は出して見せますよ」
まだ500下クラスの身なのだから、重賞の事に関しては先の話で、まずは確実に500万下を卒業する事が目標となった。
秋のG�気妨�けた各ステップレースやトライアルレースが終わり、秋のG�杵∪錣�開幕を告げる。
既にスプリンターズステークスは10月初週に結果が出ており、4連勝中のスリープレスナイトが勝利し、初G�犠〕�となった。
CBC賞と北九州記念の重賞を連勝しており、現時点では最も力が抜けた状態だったと分かる。
バックドラフトが出走したとしても敵うとは思えない程の充実度だったが、残念ながら牝馬なので、来年の春での引退が決定している。
さて、スプリンターズステークスが終了した事で、秋G�毅伽鑢椶箸覆觸�華賞の出走想定が揃ってきた。
元より出走を決めていたサンユベールにトールポピーの名は記されており、勿論、今年のオークスを制したエフティマイアの馬名も見受けられる。
他にはレジネッタ、ブラックエンブレム、リトルアマポーラなども想定しているので、メンバーは揃ったと言えるだろう。
「予想オッズだとサンユベールが1番人気の2.5倍か。ローズステークスを勝利している事だし、これくらいは行くか」
名雪の元には調教師から逐一、サンユベールの体調を伝えられており、現状では7割から8割前後の出来。
天高く馬肥ゆる秋がそのまま当てはまる位、馬体重もローズステークス時よりも増加しており、しっかりとトモに力強さが備わってきた。
と、これが現状の評価であり、後はキッチリと仕上がれば馬体重はローズステークス時よりも増加分で出走出来ると見込まれている。
「相手次第ですけど、充実しているみたいですから今からレースが楽しみですね」
サンユベールの担当ではないが、トロピカルサンデーの担当である一弥がそのように評価しているので、スタッフ内でも期待が高まっているのが分かる。
去年に続き、G�毅款〔椶離船礇鵐垢任發△襪里如▲好織奪佞了竜い肋紊�っている状況。
これから出走予定のG�祇錣涼罎任錬曳崗〇擦�高いと思われ、秋古馬3冠などは相手が揃っているので厳しい可能性も。
「今年は既にG�気鮟�く重賞でも5勝して、1997年に並んでいるからな。今年中に母の記録は抜いておきたい所だ」
既に年間G�犠〕�数は秋子の記録を抜いているので、後はG�気鮟�く重賞制覇数を抜くのみ。
これさえ達成すれば、名実共に記録のみは秋子を超えた事になるだろう。
ただし、記憶の方に残るかといわれれば難しいのも確かで、こればかりは競馬ファンの印象が大事なのだから。
「達成してくれそうな馬というと……バックドラフトのスワンステークスとローテーションが不明な2歳組でしょうね」
「……そうだな。その辺りが制してくれれば、わたしとしては最高の結果になるだろうな」
名雪は軽く思案した後に、一弥が口にした馬が重賞制覇の記録を更新してくれれば良いと考えたのか、幾分か柔らかい口調で一弥の言い分に同意。
去年のG�犠〕�成績と秋子が残した重賞制覇成績を共に越える日が近く、名雪にとっては執念の秋と言えるだろう。
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この話で出た簡潔競馬用語
特に無し。