2007年度のレースが全て終わり、各陣営は来年に備えて短いながらもレースから離れていく。
それでもレースは無くとも、牧場関係者と厩舎関係者は馬の世話が必要なので、休みは無いに等しい。
どの陣営も来年――2008年に攻勢を仕掛けるために牙を磨いている事だろう。
さて、2007年度下半期G�杵�線を振り返っていこう。
牡馬3冠最終戦である菊花賞はナリタトップロード産駒のハネダニマケナイが父子制覇を達成するも、ジャパンカップと有馬記念に出走せず放牧されている。
残念ながら両G�気箸發烹該于看呂�台頭する様な結果ではなかったが、3歳牝馬の両雄であるウオッカとダイワスカーレットが話題の中心に。
秋華賞はオークス馬のトロピカルサンデーが出走しなかったが、イタリアのリディアテシオ賞を勝利している。
そして、その秋華賞はダイワスカーレットがウオッカを3着に押さえ込んで、桜花賞と秋華賞による2冠を達成。
返す勢いで古馬相手となるエリザベス女王杯に出走すると、前年と前々年の覇者であるフサイチパンドラとスイープトウショウを相手に半馬身差で優勝。
逆にウオッカは春に牡馬相手にダービーを勝利した以降は、良い所が無く秋華賞の3着が精一杯。
短距離路線であるスプリンターズSも3歳牝馬であるアストンマーチャンが歴戦の古馬を相手にG�欺蘋�覇を果たす。
こうして見ると如何に3歳牡馬のレベルがいつになく低いと言われているのが分かる結果だった。
マイルチャンピオンシップはダイワスカーレットの半兄であるダイワメジャーが貫禄のG�毅犠〔椶鮹�成し、この勝利でマイルチャンピオンシップを連覇。
因みに兄妹でのG�犠〕�数は8勝と近年では圧倒的であり、ダイワメジャーは引退したが、ダイワスカーレットは現役続行の為、更に勝利を重ねると予想も。
そして、古馬中長距離路線は凱旋門賞出走予定だったメイショウサムソンが馬インフルエンザの為、渡仏不可能になった鬱憤を晴らして勝利。
この勝利にてタマモクロス、スペシャルウィーク、テイエムオペラオーに続く4頭目の天皇賞・春秋連覇となった。
続くジャパンカップでも1番人気に支持されたが、勝利したのはアドマイヤムーン。
今年はドバイデューティーフリー、宝塚記念を含めてG�毅馨〔椶任△蝓⊂”藏�さを見せ付けた格好だ。
古馬中長距離路線の最終戦を飾る有馬記念は大番狂わせの結果になってしまった。
前記したダイワスカーレットとダイワメジャーを2着と3着に抑えて、勝利したのはマツリダゴッホ。
ここまで中山競馬場のみの成績が8戦5勝2着1回3着1回の中山巧者が本年最後の有馬記念でも巧者っぷりを見せ付けた。
9番人気と人気が低かった理由は前走の天皇賞・秋で惨敗だったのが盲点だったといわざるを得ない。
数少ない中央ダートG�気任△襯献礇僖鵐�ップダートはヴァーミリアンが勝利し、この後も東京大賞典を勝利してG�毅穫⊂,鮹�成。
相変わらずダート路線は昔よりもメンバーが集まりやすい状況になっており、少なくとも今年の3歳牡馬路線よりも強豪が多いだろう。
そんな中で、帝王賞を除く古馬ダート中距離路線を制圧したヴァーミリアンの実力が高いと伺えるのだから。
さて、最後に来年のクラシック路線へと繋がるか試金石となり得る2歳G�気侶覯未楼焚爾猟未蝓�
阪神ジュベナイルフィリーズ……トールポピー。
朝日杯フューチュリティステークス……ラストフローズン。
トールポピーはジャングルポケット×サンデーサイレンスの配合で、トロピカルサンデーと同じ配合。
それ以外にも母母父にノーザンダンサー系のエルグランセニョール、母母母父がカロと似通った配合なのが分かる。
ラストフローズンはオグリキャップの産駒として、父に初のG�祇�覇を与えた。
来春はオグリキャップが出走出来なかったクラシック路線に駒を進めるのは確定しており、ラストフローズン旋風が見られる事を期待したい。
Kanonファーム生産馬は久しぶりに2歳重賞を制した事で、来年の弾みを付けてクラシック路線に載れそうな状況に喜んでいた。
阪神ジュベナイルフィリーズで首差の2着に敗れたとはいえ、サンユベールも間違い無く、牝馬クラシックへの軌道を載せたのだから。
「出来れば2歳G�気鯲省�制して欲しかったが、この結果でも十分か」
「直線でちょっと詰まって仕掛けが遅れた分、差が出ていたからな。位置取りと運が左右された結果だし、次回はスッキリと勝てると思う」
「そうだね。私の見解もワンテンポ仕掛けが早ければ詰まることなく、外に持ち出していれば差し切っていたと思うよ」
サンユベールに騎乗していなかった祐一だが、同レースで別馬に騎乗していた為、どの辺りで詰まったかは知っているのだから。
同席している佐祐理も同意見であり、阪神ジュベナイルフィリーズの反省会が終わると、07年度の打ち上げが行われた事を記しておく。
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この話で出た簡潔競馬用語
注1:フサイチパンドラ……前年のエリザベス女王杯を制している。
注2:スイープトウショウ……秋華賞、宝塚記念、エリザベス女王杯を制している。
注3:アストンマーチャン……父はアドマイヤコジーン。
注4:メイショウサムソン……オペラハウス×ダンシングブレーヴの欧州配合。
注5:アドマイヤムーン……エンドスィープ産駒。
注6:マツリダゴッホ……サンデーサイレンス産駒のラストクロップ。
注7:トールポピー……この時点で4戦2勝馬。