サンユベールとフユノハナビがヴィクトリアマイルに出走。

     サンユベールは阪神牝馬ステークスで1番人気ながら、久しぶり――デビュー戦以来となる1400m戦だったので初の掲示板外となる結果だった。

     今回は本質的に1600mが向いているので、前走の大敗で落とした評価を取り戻し、名誉挽回となるかが鍵だろう。

     尚、桜花賞以来の1600mとなるので、久しぶりのマイルは厳しいかもしれない。

     フユノハナビはサンモリッツ大賞に遠征した2月以来の出走となり、本来なら名の通り、冬にしか走らない為この時期の成績は良くないが、使わないと11月頃まで放牧となるので使っておく必要があった。

>      現時点で人気薄で愛知杯を制した事がある馬に過ぎないので、エリザベス女王杯までにもう一つくらいは勝ちたい所。

     さて、ヴィクトリアマイルの出走馬だが、今年に限ってはウオッカが出走を表意しており、実績面からしても圧倒的1番人気は間違いない。

     去年のヴィクトリアマイルでは3着に敗れているので、ここは必勝を期する陣営が窺える。

     因みに去年のヴィクトリアマイルはKanonファーム生産馬のトロピカルサンデーが勝利しているので、ウオッカ陣営には同じくKanonファーム生産馬のサンユベールを止める意味合いもあるのだから。

     Kanonファームとしては2連覇をするかが大きな壁であり、サンユベールがウオッカを倒せる実力を有しているかが、最大の鍵だろう。

/P>      サンユベールは去年3歳馬の身ながら、エリザベス女王杯を制しているが、ウオッカという超一流相手とぶつかるのは初めてなので、ここが試金石。

     ウオッカは去年と同じローテーション――ドバイデューティーフリーからヴィクトリアマイルなので、陣営にとってはやりやすい調整が分かっている事だろう。

     それに対してサンユベールは4歳になって2戦目なので、少しだけ新たな調整に戸惑うところがあるという感じ。

 

    「サンユベールは前走の大敗もあるから2番人気でしょうね……まぁ、ウオッカより人気が上回る事も無いでしょう」

    「その辺の評価は仕方ない。エリザベス女王杯を制しているとはいえ、牝馬路線のみだったから、牡馬路線でも対等に戦えているウオッカの評価とは違いすぎる」

 

     サンユベールが牡馬相手にG�気鮠,討弌△泙辛床舛亙未砲覆襪�、マイル路線や短距離路線で実績を重ねても意味が無い。

     ウオッカはダービーを制した事で、中長距離路線で牡馬相手に結果を出さないと評価されにくくなってしまったのだから。

 

 

     さて、そんな訳でヴィクトリアマイルのパドック時間となる。

 

     今年は18頭立てとなっており、ウオッカが出走している割に回避した馬はおらず、牝馬路線にとっては少ないG�気覆里世�ら。

     ウオッカは1.7倍と圧倒的な人気となっており、2番人気のサンユベールが6.2倍となっている。

     この後に続くのがカワカミプリンセス、リトルアマポーラとなっているが、オッズの差が広がりすぎている状況。

     因みにフユノハナビは下の方から数えた方が早く、既に5月の暖かい時期となるこの気温では走らないと判断されており、重賞勝ちながら12番人気。

 

    「ウオッカの馬体重は前走比は不明ですが、本日は494kgとベスト体重に近い状況です」

    「ドバイ遠征後ですが、去年と同じローテーションの為、好調をキープしていそうです」

 

     ウオッカの評価はほぼ高く、競馬新聞を見ても◎と○がずらりと並んでおり、圧倒的人気なのが一目で分かる。

     それだけ、この距離では相手が居ないという観客からの信頼感なのだから。

 

    「サンユベールは前走比マイナス4kgと前走と比べると、しっかりとマイナス体重で仕上げてきました」

    「前走では少し、動きが重かったようですが、本日はパドックからして十分なトモの踏み込みを見せています」

 

     サンユベールは前走から比べるとしっかりと仕上がっていると解説から評価されているが、それでもウオッカと比べると迫力が見受けられない。

     ウオッカの牡馬に迫る馬体の雄大さに圧倒されてしまうので、それと比較するとサンユベールは小柄に見えてしまう。

     そして、パドック周回が終わると各馬は地下道を通って、本馬場入場を行う。

 

 

     結果から言えば、ウオッカの圧倒差が際立つレースだったと、評価される。

     ウオッカは好スタートから7番手辺りの先行よりの中団から、前を目標に虎視眈々とレースを進める。

     4コーナーを入る時には4番手に上がっており、直線に入るとサッと突き放すのみで完勝だった。

     その差は6馬身。

     2着に何とかサンユベールが食い込んだが、その実力差は明白だったので、今後は牝馬路線に向かうしかないだろう。

     ウオッカは間違いなく、混合戦である天皇賞・秋に向かって連覇するのが目標になるのだから。

 

 

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     この話で出た簡潔競馬用語

 

     特に無し。