5月となり、多くの牧場では産まれたばかりの子馬に対応や、繁殖牝馬の種付け時期となり、忙しさが重なって居る頃。

     更に3歳馬のクラシック時期なので、日本ダービーの最終出走権利を得るのに一喜一憂を味わう事も多い。

     プリンシバルステークスと青葉賞が最終チケットとなるので、生産者の夢である日本ダービーのチケットは争奪戦になるのであった。

     それでも抽選という最終枠もあるが、こちらも出走枠が賞金順のボーダーラインが現時点でも高い為、1頭か2頭しか通らないだろう。

     例え当選枠が少なくてもダービーに出走馬がいるという、名誉が手に入るので狙いたい理由も分かる。

     閑話休題。

     ダービーの開催日が刻々と近づいているが、今週は古馬中長距離路線である天皇賞・春が開催される。

     この長距離路線となると、ほぼ毎回似たようなメンツとなり、代わり映えがしなくなるのも仕方ない。

     新鋭勢力となりえる4歳馬の出走は、今年のダイヤモンドステークスを制したモンテクリスエスがいるが、それ以外の出走馬はおらず、長距離路線の低調を伺わせる。

     さて、今年の天皇賞に・春に出走するメンバーは見慣れた馬名ばかりだが、少なくともこの距離の経験からして、モンテクリスエスでは厳しいだろう。

     Kanonファームからの出走馬はAJCCと日経賞を連勝し、捲土重来でG�祇�覇を狙いたいところだろう。

     ここまでのG�祇�績は3着1回4着1回と惨敗はしていないので、3度目の正直でG�祇�覇となるか?

     ハネダニマケナイは今年の2戦は京都記念3着、大阪杯4着と結果は出ていないが、先行抜けだしで粘るも、切れ味を信条とすると馬に差されての結果なので、いうほど悪い結果ではない。

     本質的に2000m前後よりももう少し距離があった方が向いているので、前2走は中距離の対応を確認した為と行っても良いだろう。

     とはいえ、2200mの宝塚記念を制しているので、そこまでスピード不足という訳ではなく、あえて刺激を与えての天皇賞・春に向かっている訳である。

     ここを勝てばG�毅馨〔椶亮太咾箸覆襪里如⊆鏖看脇�りがグッと近づくのだから、数少ないナリタトップロードの血統が残る。

     Kanonファーム生産馬以外の出走馬はアルナスライン、ポップロック、デルブルース、ネヴァブション、ホクトスルタン、シルクフェイマス、トウカイトリック、アサクサキングスの8頭が見慣れたメンツとなる。

     3歳の菊花賞や目黒記念などのクラシックディスタンスの距離ではほぼ見かける為、展開次第ではコロコロと結果が変わってもおかしくない。

     そんな中で行われるのが、今年の天皇賞・春というわけである。

     なので、オッズはホワイトクラウドが1番人気、2番人気に僅差のアサクサキングス、ハネダニマケナイが3番人気になって続いているといった感じになっている。

 

    「ホワイトクラウドが1番人気か、逃げ馬だしマークが厳しくなりそうだ」
    「ペースは引っ張ると思いますが、そこはセイウンスカイの血統と騎手に期待ですね」

 

     ホワイトクラウドの乗り方は騎手に一任しているので、撹乱ペースで2番手以降の馬と騎手を惑わせてくれれば、結果は付いてくると思われる。

     去年も逃げて粘っての4着だったので、充実してきた今年ならG�気任盞覯未鮟个靴討發�かしくない。

     そんなホワイトクラウドの枠は5枠10番と馬場の中心寄りからのスタートとなり、上手くスタートを切らないと囲まれてしまう。

     ハネダニマケナイの方は1枠2番と絶好枠だが、こちらもスタート次第では中団からのレースとなってしまう恐れも。

 

    「まぁ、どちらも揃って極端なレースをするという事は無いだろうし、そこまで悪い結果にはならないだろう」

 

     出遅れたり、囲まれたままのレースにならない限りは惨敗しないというのが名雪の見立てのようだ。

     レースは水物で刻々と状況が変わってしまうが、今回は主導権を握るのは逃げ馬のホワイトクラウドなのだから。

 

    「運良く1着2着になってくれると良いですね」
    「それが最高の結果には違いないが、そうは問屋が卸さないだろう」

 

     名雪は逃げ馬と先行馬であるホワイトクラウドとハネダニマケナイで1着と2着を占めるのは厳しいと見ているようだ。

     2頭とも前でレースするタイプなので共倒れはあっても、1着2着を占めるのは難しい。

     ハネダニマケナイが差しも出来ればあり得そうだが、態々本番で慣れた脚質を捨てる事は無い。

     トゥザヴィクトリーのエリザベス女王杯の様に展開とペースがハマらない限り不可能に近いのだから。

 

     

 

     さて、天皇賞・春の発走の前に3歳未勝利にテンペストクイーンが出走。

     今回は2000m戦となり、そろそろ未勝利戦を卒業しておきたい所だが、前走が9着と大敗しているので、今回も人気は無く最低人気となっている。

     結果としては、小回りだった新馬戦と未勝利戦よりはややスムーズに進められたが、前走よりも1つ着順を上げた8着に終わった。

     3歳未勝利戦が終了するまでに1つでも勝ち上がれるかが、厳しくなりそうな結果だったといえる。

 

 

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     この話で出た簡潔競馬用語

 

     特に無し。